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執筆者の写真maruimike

鍼灸師の成長とその敵3

ここでは私自身が陥りやすかった「敵」確証バイアスについて深掘りしていきます。

鍼灸師の皆さんは自分たちの知識や学んできたことに謙遜したり、過小評価している傾向にあります。なので、このようなバイアスを持っている人が少ない業界だと感じています。それでも私たちは、学んできたことを試しもせず盲目的に信じてしまうことがあります。このことはあなたの成長を大きく阻害し、成長への道を酷く遠回りなものにしてしまいます。

私自身のことはまた別の機会にお話しするとしてこんなバイアスが危険だということを知っていただきたいです。


早速ですが、自信過剰は意思決定を歪める大きな原因です。自分の能力を過大評価しすぎると、重要なリスクを見落としやすくなります。こうした状況を防ぐためには、小さなテストを通じて自己評価を行い、自身の判断や能力に対する理解を深めることが必要です。


特に注意すべきは「確証バイアス」です。これは、自分の信じたい事実や情報だけを選んで受け入れ、反対または異なる証拠を無視する傾向のことを言います。例えば、自分の意見や信念を支持する情報だけを探し、それと矛盾する情報は避けることで、自分の信念が正しいという確信を無意識のうちに強めてしまいます。このバイアスに陥ると、全体の状況を客観的に見ることが難しくなり、意思決定の質が下がる原因になります。


確証バイアスを避けるためには、意識的に自分の直感や最初の判断に疑問を持ち、それとは反対の証拠や情報を探す努力が必要です。これは簡単なことではありませんが、異なる意見や視点を積極的に求めることで、よりバランスの取れた、客観的な判断が可能になります。

また、知識が増えることで合理的な判断がしやすくなるため、自分の専門分野だけでなく、幅広い知識を身につけることが大切です。学び続ける姿勢を持つことで、自信過剰に陥ることなく、確証バイアスにも振り回されることなく、賢明な意思決定ができるようになります。


自信過剰や確証バイアスから脱却することは、鍼灸業界での成功だけでなく、あらゆる分野での成功に繋がる重要なステップです。自分自身を客観的に見ること、常に学び続ける姿勢を持つことで、より良い意思決定を行い、未来の自分をより良い方向へ導くことができるでしょう。

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